このページの先頭です

メニューを飛ばして本文を読む

ここから本文です

サイト内の現在位置

研究者情報:研究・産学連携

ユニーク&エキサイティング研究探訪
2012年度

  • 注:内容、および研究者の肩書は、取材時点(文末に表示)のものです。

【No.23】2013年3月掲載 「触覚付きタッチパネルがスマートフォンの操作感を高める」

透明電極と電気刺激が多彩な感触を生み出す

高度情報化社会の安全性を支える暗号技術

情報理工学研究科総合情報学専攻の梶本裕之准教授は、スマートフォンやメディアタブレットなどのモバイル機器のディスプレイに適した、触覚を備えるタッチパネルの研究を手掛けています。このほど、コンピュータ・グラフィックス技術およびインタラクティブ技術の国際学会「SIGGRAPH ASIA 2012」で梶本准教授は、「Emerging Technology Prize」を受賞しました。

【No.22】2013年1月掲載 「高度情報化社会の安全性を支える暗号技術」

暗号の実装方法が情報システムの安全性を大きく左右

高度情報化社会の安全性を支える暗号技術

大学院情報理工学研究科総合情報学専攻の崎山一男准教授と崎山研究室は、暗号デバイス(暗号化機能を備えた半導体チップ)への脅威に関する研究で着々と成果を挙げつつあります。暗号デバイスは、例えばクレジット・カードや乗車券カードなどのICカードに搭載されており、現代社会の安全性を支えるために不可欠な存在です。一方で有価物であるICカードは、秘密情報を取り出そうという悪意ある攻撃を受ける恐れがあります。

【No.21】2013年1月掲載 「計算機シミュレーションが理論と実験のギャップを埋める」

次世代高密度磁気メモリの研究開発に不可欠

計算機シミュレーションが理論と実験のギャップを埋める

情報理工学研究科情報・通信工学専攻の仲谷栄伸教授と仲谷研究室は、原子レベルの微小な磁石のふるまいをシミュレーションする技術によって、次世代高密度磁気メモリの共同研究に参画しています。最近では、二つの研究成果が発表されました。一つは、京都大学と大阪大学、NEC、パリ南大学との共同研究チームが、次世代磁気メモリの候補である「磁壁メモリ」の消費電力を低減する方法を発見した研究成果です。

【No.20】2012年11月掲載 「電子の粒子性と波動性が混ざった状態の謎を解き明かす」

スピントロニクスで電子立国日本を再興へ

電子の粒子性と波動性が混ざった状態の謎を解き明かす

情報理工学研究科先進理工学専攻の伏屋雄紀准教授は、フランスのパリ高等物理化学学校のBehnia(ベニア)教授らと共同で、電子の粒子性と波動性が完全に混ざった特殊な状態(「量子極限(りょうしきょくげん)状態」)で生じる不思議な現象の謎を一部、解き明かしました。電子のこれまで利用されていなかった性質を活用する、次世代の超低消費電力・超高速デバイスの実現に寄与することが期待される研究成果です。

【No.19】2012年11月掲載 「次世代太陽電池の光電変換メカニズムを探る」

光から複数の電子・正孔対が生まれる過程を詳細に観測

次世代太陽電池の光電変換メカニズムを探る

情報理工学研究科先進理工学専攻の沈青助教らの共同研究グループは、次世代の超高効率太陽電池として期待される「量子ドット太陽電池」が太陽光を吸収して複数の電子・正孔対を発生させる様子を初めて詳細に観測しました。量子ドット太陽電池の効率を高める手掛かりとなる研究成果です。

【No.18】2012年10月掲載 「物体の輪郭を視覚で知覚する機能を脳が獲得する時期を知る」

特殊な環境で飼育したマウスでニューロンの活動を観察

総合コミュニケーション科学推進室の田中繁特任教授と独立行政法人理化学研究所脳科学総合研究センターは共同で、物体の輪郭を視覚で認識する機能を脳が獲得する時期を、マウスを使って初めて明らかにしました。ヒトの脳が、知覚や認知などの機能を獲得する仕組みの解明につながる、重要な研究成果です。

【No.17】2012年9月掲載 「謎に包まれていた次世代デバイス材料の強誘電性発現メカニズムを解明へ」

欧州物理学会などの研究論文掲載誌で2011年の最優秀論文賞を受賞

重成武名誉教授、および情報理工学研究科先進理工学専攻の阿部浩二教授、中野諭人助教は、欧州物理学会を中心とした研究論文誌「Europhysics Letters(EPL)」の最優秀論文賞(Best of 2011 Award)を受賞しました。研究論文のタイトルは「Direction of polarization and the dipole interaction in the ferroelectric phase of SrTi18O3」です。

【No.16】2012年8月掲載 「高分解能レーダでカメラでは得られない立体像を浮かび上がらせる」

独創的な研究を実施している若手を表彰する賞を受賞

情報理工学研究科知能機械工学専攻の木寺正平助教は、「第25回安藤博記念学術奨励賞」をこのほど受賞しました。安藤博記念学術奨励賞は、エレクトロニクス分野で独創的かつ萌芽的な研究を実施している若手研究者(35歳以下)に対して毎年贈られる賞で、第25回の今年は木寺助教を含む5名が受賞しました。

【No.15】2012年8月掲載 「遊び心をふんだんに取り入れた2.5次元/3次元ディスプレイ」

仮想現実感の国際学会で優秀賞をダブル受賞

情報システム学研究科情報メディアシステム学専攻の小池英樹教授を中心とする研究グループは、フランスのラバル市で開催された仮想現実感の国際学会「The 14th International Exhibition and Conference on Virtual Reality and Converging Technologies (Laval Virtual 2012)」で、優秀賞を2部門で受賞するという快挙を成し遂げました。