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研究者情報:研究・産学連携

ユニーク&エキサイティング研究探訪
2011年度

  • 注:内容、および研究者の肩書は、取材時点(文末に表示)のものです。

No.14 知能機械工学専攻・横井浩史教授の電気刺激装置の開発

麻痺部だけでなく脳を刺激して、運動と感覚の再生を可能にする

知能機械工学専攻・横井浩史教授の研究室が、脳卒中などで手足が麻痺した人の運動機能を回復させるための電気刺激装置の開発に取り組んでいる。横井浩史教授は世界最先端を行く精巧な筋電義手の開発者として知られるが、目下、実用化まで視野に入れて取り組んでいるのは、その筋電義手の研究から派生した電気刺激装置の開発だ。

No.13 燃料電池イノベーション研究センター長・岩澤康裕特任教授の次世代燃料電池触媒の研究

放射光XAFS計測を駆使し、次世代燃料電池触媒の設計指針開発を目指す

電通大に「燃料電池イノベーション研究センター(センター長・岩澤康裕特任教授)」が設立されてから1年半経つ。同センターは、学内に燃料電池の研究教育施設を持つだけでなく、兵庫県にある大型放射光施設SPring-8に電通大専用の「先端触媒構造反応リアルタイム計測ビームライン」を新設、次世代燃料電池用触媒の具体的な設計指針の開発を目指している。

No.12 知能機械工学専攻・新誠一教授の2自由度制御応用技術

自動車など、動く機械のマイコン制御で先導役を果たす

現在の自動車には数十個のマイコンが搭載されている。電子スロットル制御、後輪操舵システム、アクティブ・スタビライザ、エアバッグ制御、追突時の衝撃吸収のためのヘッドレスト制御…等々、自動車はマイコンによる電子制御の塊だ。知能機械工学専攻の新誠一教授は、この自動車のマイコン制御の開発で先導役を果たしてきた。新教授の専門分野は制御工学。

No.11 ホタル発光系材料の研究(先進理工学専攻 牧昌次郎助教ら)

多色化を実現し、生体深部を観測可能にする赤色長波長発光試薬を事業化へ

情報理工学研究科先進理工学専攻・牧昌次郎助教らの開発した赤色長波長のホタル発光系材料が、今春いよいよ工業化される。これは、ライフサイエンス(生命科学)など様々な研究分野で、現象を可視化する標識材料として幅広く使われている“ホタル発光系試薬”の材料になるもの。今回事業化されるのは発光波長675nmという、天然ホタルのそれ(560nm)よりもずっと長波長領域で発光する材料である。波長の長い光は透過性がよく、生体深部を可視化できるため、長波長領域の発光材料が望まれていた。牧助教らはユニークな手法で長波長発光材料を開発した。