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お知らせ

【ニュースリリース】たった一言で複雑なパーソナリティを数値化

2021年06月04日

電気通信大学大学院情報理工学研究科、および人工知能先端研究センターの坂本真樹教授らは、テキストデータからパーソナリティを推定する技術を開発しました。

パーソナリティの評価に関する研究は、形容詞100語から「外向性」「協調性」「勤勉性」「情緒安定性」「知性」の5因子を抽出し、これら5つのカテゴリにおいて評価する手法が確立し広く用いられています。
本技術では、形容詞よりも微細に感性を分類できるオノマトペ(擬音語・擬態語の総称)を用いて、「さらさらした人」「ふわふわした人」のように、微細なパーソナリティをさまざまな形容詞尺度で数値化することで、個人の多様性を捉えることができます。これにより、これまで数十個の項目で回答が必要だったパーソナリティの評価をより簡単に行うことができるようになります。

この技術を活用すると、例えば、ブログやSNS、メールなどのテキスト情報をもとに多様なパーソナリティを推定・数値化し、ユーザー同士のマッチングや、効果的な広告、サービスを提示することなどが可能になります。また、商品・サービス、企業、地域などに関連するSNS上のテキストの分析に応用すると、消費者視点でのブランドパーソナリティを定量的に把握し、より効果的なブランディングやマーケティングを支援することができます。
今後、構築したシステムのGUI(画像操作環境)をさらに改良していくことで、被験者の負担がより少ないパーソナリティ評価を普及させていけると考えています。

キャプション

システムの出力例1「おっとり」

詳細はPDFをご覧ください。