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学長室から:大学案内

学長挨拶

2017年1月4日
電気通信大学長 福田 喬

2017年、丁酉の年、あけましておめでとうございます。

年明けの三が日は、関東では日中の気温が比較的高めで、暮から引き続いての穏やかな天候の日が続きました。
しかし想い起こすと、昨年は各地で甚大な自然災害を被った1年でした。大地震だけでも、4月の熊本地震を初めとして、北海道内浦湾、鳥取県中部、福島県沖、茨城北部と多発しました。2月には北海道・東北で暴風雪、6月には九州で大雨、8月には7号から11号まで実に5つの台風が日本列島を連続して襲うという異常な状況でした。暮も押し詰まったころの糸魚川大火も、フェーン現象に伴う強風が延焼を拡大したものでした。
改めて、被災された方々に心からお見舞い申し上げます。そして一日も早い復旧・復興をお祈りいたします。

日本は、そのような自然災害への備えと同時に、少子高齢化による人口オーナスの危機への対策などが待ったなしの課題となっています。そして、山積の課題を解決に導く旗手として、知のフロンティアを追究するエキスパートとしての役割が、大学に求められています。

本学は、「構成員の自発的かつ実践的な活動を尊重しつつ、既存の枠組みに捉われることのない国際的な視野に立った幅広い連携・協働を推し進め、世界から認知される大学として、持続発展可能な社会の構築に寄与する新たな価値の創造とイノベーションリーダーの養成を推進する」との行動指針を掲げ、「総合コミュニケーション科学」を実践する教育研究の世界拠点として、情報・通信・電子・ロボティクス・光・ナノ材料など、未来社会の構築に必要とされる情報理工学分野の高度化に努めるとともに、社会の中枢でその発展を牽引する高度人材の育成・輩出に注力いたします。

本学は、来年2018年に創立100周年を迎えます。この記念すべき節目の祝賀に適う形でその存在価値を高めるべく、機能強化に取組んで参ります。そして、100年を超えた次の節目においても社会から信頼され期待される卓越した大学であるべく、更なる高みを目指します。

本年も、倍旧のご指導、ご支援を、100周年記念事業や電気通信大学基金へのご協力も含め賜りますよう、よろしくお願い申しあげます。

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