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学長室から:大学案内

学長挨拶

2016年1月4日
電気通信大学長 福田 喬

あけましておめでとうございます。

国立大学では、年明け後の新年度から第3期の中期目標期間が始まります。振り返ると、第1期(平成16から21年度)は「国立大学法人制度の始動期」と見なされ、第2期(平成22から27年度)は「法人化の長所を活かした改革期」、特にその後半は「改革加速期」と位置付けられていました。そして第3期(平成28から33年度)は、第2期までの成果を踏まえ、「持続的な“競争力”を持ち、高い付加価値を生み出す国立大学へ」と更なる機能強化の推進が求められています。

その第3期の本学の基本的目標は、「構成員の自発的かつ実践的な活動を尊重しつつ、既存の枠組みに捉われることのない国際的な視野に立った幅広い連携・協働を推し進め、世界から認知される大学として、持続発展可能な社会の構築に寄与する新たな価値の創造とイノベーションリーダーの養成を推進する。(要約)」としており、第3期に導入される機能強化重点支援の枠組みは、「専門分野の特性に配慮しつつ、強み・特色のある分野で地域というより世界・全国的な教育研究を推進する取組を中核とする」という類型を選択することとしました。

この第3期目標の達成のためには、12の取組で構成する3つの戦略を立てています。
1)情報通信領域を先導する特色ある教育研究の戦略的推進、2)『光る』研究(オプティクス分野)で、最先端研究拠点を形成、3)特色ある研究を融合させた革新的学際・融合分野を創造、の3つです。

これら3戦略は、いずれも、ミッション再定義や既有リソース・ポテンシャルの分析に基づいた情報・通信・電子・ロボティクス・光・ナノ材料など情報理工学分野の高度化を目指すものであり、学部・研究科の改組・再編による新教育体制への移行とも密接にリンクしています。

本学は、2年後の2018年に創立100周年を迎えます。この記念すべき節目の祝賀に適う形でその存在価値を高めるべく、決意新たに、上述の機能強化に挑戦してゆきます。社会から信頼され期待される卓越した大学たらんと更なる高みに向かうために、100周年記念事業、UEC基金へのご協力も含め、今年も何とぞよろしくご指導、ご支援のほどお願い申しあげます。

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