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学長室から:大学案内

学長挨拶

2014年4月1日
電気通信大学長 福田 喬

本学は、無線通信技術者の養成を目的として大正7(1918)年に創設された社団法人電信協会無線電信講習所を起源とし、昭和24(1949)年の国立学校設置法施行により「電気通信大学」の名で新制大学として開学しました。その名称には、学部を持つ国立大学の中で唯一、地名を含んでいません。これは、日本全国に開かれた大学を創ろうという精神に基づいたものです。

創設時の趣旨および大学名称からは電気・通信分野に特化した大学と思われがちですが、高度経済成長とそれと歩を同じくする高度情報化社会の進展に合わせて専攻分野の拡充がなされ、今では、情報・電気・通信を中核としつつ、物理工学、材料科学、生命科学、光科学、エレクトロニクス、ロボティクス、機械工学、メディアなど、理工学の基礎から応用まで、広範な分野での教育と研究を行っています。

本学は、「人類の持続的発展に貢献する知と技の創造と実践」を根本理念とし、そのもとで、創立100周年(平成30(2018)年)までに目指すべき大学像を「UECビジョン2018 ~100周年に向けた挑戦~」として掲げています。ビジョンの根幹を成す考え方は、「人類の持続的発展のためには、20世紀型の物質文明から脱却して人々が心豊かに生き甲斐を持って暮らせる社会とする必要があり、そのためには『人と人』、『人と自然』、『人と社会』、『人と人工物』のコミュニケーションを基軸とするイノベーションが不可欠である」との認識に基づいています。本学は、そのようなイノベーションをもたらす幅広く統合された科学技術体系を、「さまざまな事象を広義のコミュニケーションの視点から捉え、関連する個別の学問、要素技術を総合的に適用して問題解決を図る」との立場から「総合コミュニケーション科学」と呼ぶこととし、それを基軸として21世紀の社会に貢献する研究、人材育成、社会貢献を行うことを宣言しています。

いま本学は、「UECビジョン2018」とその実現のための戦略(知のボーダレス化、連携と協働、開放と透明性)の下で、教職員、学生、さらに卒業生も含めたオールUECで自己改革を進めています。世界水準の優れた研究大学群を増強し我が国全体の研究力強化を図るため文部科学省が創設した「研究大学強化促進事業」において、支援対象19大学の一つに本学が選定されたことはその成果の一つであると自負しています。しかしこれは、更なる飛躍への期待と責務が課されたことを示すものでもあります。より一層の研究力強化、教育力強化に努めて参ります。

「UECビジョン2018」が目指す大学像のキャッチフレーズは、

Unique &  Exciting Campus

です。電気通信大学(UEC)を、個性豊かな(Unique)学生・研究者が世界中から集い、楽しくわくわくする(Exciting)新しい知を創造し世界を牽引する人材の育成に適った大学(Campus)にしたいと願っています。

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